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Channel: 映画の感想文日記
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◆ 2011年の映画ベスト10 ◆

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 2011年は、あまり映画を見なかった2010年よりも、さらに映画を見なくなった。
 映画館で見た映画よりも、DVDで見た作品の数が多いのも、近年では初めてのことだった。
 しかも、これは見ておきたい、という映画を数多く見逃して、比較的どうでもいいお気楽な映画ばかりを見ていたのも特徴で、そうなると、ベスト10を選んだりする行為自体に無理があるが、中には忘れがたい映画もあったので、邦画と洋画を分け隔てせずに、適当に選んでみた。
 上映時間の半分以上を寝ていた映画は除外せざるを得ないので、ロマン・ポランスキーの『ゴーストライター』は後半の30分ほどしか起きていなかったので、非常な感銘を受けたものの、残念ながらDVDでちゃんと見直すことにして、ベスト10からははずそう。

 ★第1位 『スクリーム4: ネクスト・ジェネレーション』(ウェス・クレイヴン監督)
  『スクリーム』シリーズはリアルタイムではなく、最近DVDで見て、失敗作も含めて愛着があったので、文句なしに面白かった。リメイクではなく、10年後の続編という点には、何でもかんでもリメイクしてしまおうとする最近のアメリカ映画に対する痛烈な皮肉、というより、全面否定の強い意志を感じる。
 『マッド・フィンガーズ』のリメイクの『真夜中のピアニスト』はオリジナル版より素晴らしかったし、『刑事とドラッグとキリスト』のリメイクの『バッド・ルーテナント』も良い線いっていたが、そんなことはめったに起こらないことなので、ウェス・クレイヴンは正しい選択を行った、と言える。

 ★第2位 『ブルー・バレンタイン』(デレク・シアンフランス監督)
  「結婚は人生の墓場」だという言葉があるが、この映画では、「結婚は人生の地獄だ」ということを証明してしまった。しかも同時に、「この世の地獄を旅する者にならなければ、生きる価値はない」ということをも証明した。
 すべての恋愛映画の中で、もっとも強く恋愛について考えた恋愛映画のように見える。

 ★第3位 『アリス・クリードの失踪』(J・ブレイクソン監督)
  サスペンス映画、エンターテインメント映画の中では、これが最高だったのではないだろうか。『SAW』の第1作目っぽいアイデア一発勝負の薄っぺらさも感じないではないが、
 「ただ単に面白くてわくわくする映画が見たい」という欲求に素直に応えてくれたことだけでも素晴らしかった。

 ★第4位 『冷たい熱帯魚』(園子温監督)

 ★第5位 『ミッション:8ミニッツ』(ダンカン・ジョーンズ監督)

 ★第6位 『その街のこども 劇場版』(井上剛監督)

 ★第7位 『SOMEWHERE』(ソフィア・コッポラ監督)
  フェラーリ360モデナのエンジン音と振動がいまだに身体に残っている。

 ★第8位 『マイ・バック・ページ』(山下敦弘監督)

 ★第9位 『ブラック・スワン』(ダーレン・アロノフスキー監督)

 ★第10位 『ザ・タウン』(ベン・アフレック監督)

 ★第11位 『恋とニュースのつくり方』(ロジャー・ミッシェル監督)

 ★第12位 『海炭市叙景』(熊切和嘉監督)

 ★第13位 『ソーシャル・ネットワーク』(デヴィッド・フィンチャー監督)
  いや、これが第1位かもしれない。もう一度考え直そう。

 ★第14位 『ピラニア3D』(アレクサンドル・アジャ監督)

 ★第15位 『インシディアス』(ジェームズ・ワン監督)

 ★第16位 『孫文の義士団』(テディ・チャン監督)

 ★第17位 『蜂蜜』(セミフ・カブランオール監督)

 ★第18位 『メカニック』(サイモン・ウェスト監督)

 他にもあったような気がする。ちゃんとメモをとっていないので、忘れてしまっている佳作があるはず。サミュエル・L・ジャクソンとマイケル・シーンが共演したすごい映画のタイトルを忘れた。
 あとで書き直すことにして、とりあえず暫定ベスト18。
映画の感想文日記-jedgar01
 ディカプーの新作は今月末、これは見逃さないはず。

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